AI の発展が人間の仕事を奪う。
それは事実だと思いますが、現時点ではブログの自動記事生成ツールは全く使えないということを再確認したという話です。
今回ためしてみたのは、自動記事作成ツール Articoolo。
ネット上の記事を見ると「未来のツール!」みたいな感じで書かれてまして、これはすごいのかなと思って試してみました。
…結論から言うと、笑えるくらい全く使えません。
いや、笑うためには使えました。
使い方はすごくシンプルで、2~5個のワードを入力して「CREATEボタン」をポチッと押したら、後は数十秒ぐらいで文章が完成します。有料のツールですが、1回だけ無料で使えます。生成した文章の一部だけが読める状態で現れ、気に入ったら購入、もしくはやり直しが選べます。
ですが、入力しても「そのワードでは記事が書けません。」という場合が結構多いですね。
あまりにできないことが多いので、こちらから「Articoolo」の書ける記事を探して近づいてあげる必要があります。もうその時点でアウトですね。最初に書きたかった記事からどんどん離れていきます。
「ビットコイン 購入 コインチェック」で入力すると、「記事が書けません」とのこと。
ワード数を減らして「イーサリアム 購入」で再挑戦すると、こんな文章ができました。
怖っ!
何が起こったか分からず…、がんばって他の部分も合わせて解読すると、「イーサリアム」を「Ether」つまり「エーテル」と解釈し、「不老不死」について知りたいのだと思ったようです。
何でこんな怖い思いをしなければならないのか。
内部でいったん英語にしてるのかな…?
気を取り直して、次、行ってみましょう。カタカナ語は避けて日本にしかないものを。
「うまい棒 とは」で記事作成ボタンを押下。
メーカーの株式会社やおきんの情報とか出てくるかな。
なんかのスポーツになりました。
うまい棒のミッドフィルダーとか、人間では想像もつかないクリエイティビティです。
スティックの範囲までかなり厳密ですな。
この後、色々なワードを試しましたが「そのワードでは記事が書けません」の連続。
ようやく書いてくれたのがこちらのキーワード、「味噌汁 作り方」。
さすがにこれなら勘違いは起こらないはず…。
…凄い気迫だけは伝わってきました。
料理としては完全に別物ですね。
何か圧倒的な麺類のようです。
もうこれ以上は無理なので今回の調査はここで終了です。
何か分かりませんが、ものすごく体力を奪われました。
Articoolo 英語版はとても素晴らしい(らしい)ので、興味のある方は一度触ってみると良いでしょう。日本語版もこれからの技術進歩でいつか実用レベルになる日も来ると思います。
繰り返すごとに反応も変わり、同じ文章は出てこないのでおもしろいですよ。
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