こんにちは、ココです。
学生時代にはまったカードゲームの「Magic: The Gathering」
最近ではオンラインで気軽に遊べるのでいいですね。
Jimmyが英語で解説してくれてます↓ルールを知ってる人だと雰囲気で伝わってきますw
一年ほど前からスマホゲームの「Magic: The Gathering Puzzle Quest」いわゆる「Magic PQ」を遊んでますが、最近WindowsPCで遊べる「Magic: The Gathering Arena」があると知ったのでこっちも始めてみました。
ビットコインで儲けてるからガッツリ課金してやるぜ!と思って始めましたが、そこまで課金しなくても遊べますね。
むしろ課金でカードを買い過ぎると「カードを集めていく」というMagic本来の楽しみがなくなるので微妙です。
ArenaとPQをプレイしてみてそれぞれ良いところと悪いところが見えてきたので、簡単に書いてみたいと思います。
※2019年5月16日時点での記事です。内容はアップデート等で変更されている場合があります。
Arenaの良いところ
カードゲームの元祖「Magic: The Gathering」がオンラインで遊べる!
なんといってもこれ。この後、いろいろと文句も述べますがMagicが最高のカードゲームであることは異論ないし、こういうプラットフォームを提供してくれたことは感謝。
一説には、Magicはこの世で最も複雑で奥が深いゲーム。特定の局面においては勝利に対する最善手がアルゴリズムによっても導き出せないことが証明されたらしい。
昔ハマった人にはとくにおすすめ。
世界中にファンがいるのでユーザー数が圧倒的に多い。
全世界に2000万人以上のMagicユーザーがいるらしい。
なので、マッチングが速いです。
Arenaではドラフトとかフリープレイとかシールドとか対戦モードが豊富に分かれているのにも関わらず、30秒以上待たされることは稀。
マッチング待ち途中に用事を思い出してキャンセルしてもたいてい手遅れでそのままマッチングするほど。
オンラインゲームにしてはユーザーの質は比較的良いと思う。
Magicのファン層は比較的まともな社会人が多い印象ですw
欧米のユーザーが多く、おそらく学生時代にカードのMagicにはまった社会人が多いのかな。
明らかな遅延行為等、マナーの悪いプレイヤーとはめったに出会わない感じ。今のところ。
Arenaはベータ開始からまだ半年なので、そんなに荒れてないし、今参加するのはいいと思います。
無課金でも遊べる。
最初の一連のチュートリアルを終えるだけでかなりの数の構築済みデッキとカードがもらえます。
デイリーボーナスとか狙ってコツコツとプレイしていけば、イベント戦にも参加できます。
もらえるカードは即戦力レベルのものも多い上に、ワイルドカードというシステムもあるので強いデッキを組むのは比較的簡単です。(逆にこの辺が悪いところでもある)
Arenaの悪いところ
Magicは最高のゲームですが、それゆえにやりこんでいくと悪いところも見えてきます。
UIが不親切。
特に対戦中の確認パス作業が超絶面倒でテンポが悪い。
相手のターンでゲームがなかなか進まないなー…。…と思ったら自分の確認待ちだったりするorz
確認ボタンが画面右下に小さく表示されてるだけなので分かりにくい。こっちは右下ばっかり見てないから音と映像ではっきりと示してほしい。
総じて開発チームはカードゲームのMagicを再現することには長けているけど、オンラインゲームならではの操作性や演出面にはこだわりが薄いように感じました。今後のアップデートに期待。
ワイルドカードシステムはいらなかった。
任意のカードが自由に手に入るワイルドカード。
これにより、ネット上の有名コンセプトデッキ等も簡単に再現できてしまうので、似たようなデッキが低ランクから蔓延する結果に。
「自分だけのカードを手に入れる」というMagic最大の楽しみもなくなってしまうのでけっこう致命傷だと思う。
同一カード4枚超で初めてワイルドカード変換でよかったと思う。
パック開封してレアやMythicのワイルドカードが出てくると、うれしいはずなのに微妙な心境になる。
魚釣りに例えると、いい感じのアタリからずっしりとした手ごたえ、期待して釣りあげると「なんでも好きな魚と引換券」。いや、それは求めてないというか。
ゲームバランス崩壊。
昔と比べてマナコストに対してカードが強すぎる。いわゆるインフレ。
なのでプレイヤーの持ちライフ20点では少なすぎて、最初の数ターンの引き次第でほぼ一方的なゲームとなることが多い。なんとか立て直したころには残りライフ3とかだと、勝っても申し訳ない気持ちになる。
ゲームバランスとしては「相撲」に近く、立ち合いで遅れた方がまず負けます。
もしくは「じゃんけん」に例えるとチョキのデッキで挑んだら相手がグーでした。的なことも。
それも含めてMagicなのでそれはそれでよしではありますが、もっと中盤の攻防を楽しみたいなあ。
20年の間にいかにカードがインフレしてるか対戦の図↑
PQの良いところ
ということで次はスマホアプリで遊べる「Magic: The Gathering Puzzle Quest」について。
対人戦のストレスがない。
Arenaと違って、PQではPVP戦も用意されていますがあくまでも疑似的な対人戦で、他のプレイヤーの「デッキ」と対戦する形式。操作するのはAIです。
なのでお互いの思考待ち等のストレスはゼロ。好きな時に気軽にプレイできます。
重課金や廃人にボコられることもないので平和に楽しめます。
逆に、ある程度やりこむと対人戦があったらもっとおもしろいのになあ。と思ってくるのでそのころにArenaに行ってみるのもアリ。
カードゲームの良さとパズルゲームの良さが融合している。
カード収集、デッキ構築などMagicのカードゲームの戦略性と、ぷよぷよちっくなPuzzle Questのパズルゲーム要素がいい感じにマッチして新しい感覚のゲームになってます。
プレインズウォーカーによって得意な属性があったり、連鎖で逆転が狙えたりするのもおもしろいです。
プレイ感覚、演出面はArenaより上。
遊ぶデバイスの画面サイズにもよるかもですが(自分は10インチタブレットかエミュレータ経由でPCで)、カード一枚の見せ方や手に入れた時のうれしさはPQの方が勝ります。
ワイルドカードもないし、Mythicの上にさらにMasterPieceランクもあったりして自分だけの一枚を手に入れたくなりますね。
PWプレインズウォーカーの扱いも良い
プレインズウォーカーをプレイヤーの分身となるいわゆる「ヒーロー」に割り当てて、レベルアップシステムを導入したのも上手いと思ってます。
Arenaがあくまでもカードゲームの再現なのに対して、こういうつい課金したくなる要素や、世界観の見せ方などゲームとしてのまとめ方が上手いです。
PQの悪いところ
個人的にはPQの方が好きなのですが、致命的な欠点もあります。
動作が重すぎる。
スマホアプリとしてはトップクラスに動作が重いです。
デイリー報酬を受け取るためだけにちょっと立ち上げようとしてもなかなか始まりません。
最新のiPhoneとかハイスペックの機種を持っている方なら多少マシかもしれませんね。
フリーズする。
これは時期によってあったりなかったりしますが、対戦中にフリーズします。
しかもこれが発生すると負け扱いになる上、PWのライフは減らされ、イベントの挑戦回数も消費され、はいストレスMAXとなります。
良いゲームなのに動作重すぎ問題とフリーズで相当数のユーザーを失っていると思うのでもったいないですね。
特定の条件下でフリーズが多発する時期もあり、一時はスペル使用の確認時にフリーズが頻発していたので、クリーチャーとサポートのみのデッキでがんばったりしてました。なんの縛りやねん。
まとめ
ということで「Magic: The Gathering Arena」と「Magic: The Gathering Puzzle Quest」どちらも素晴らしいゲームですが、それゆえに文句を言いたくなる部分もあります。
どっちが好きかは、プレイヤー次第ですね。
まずはやってみましょう。
いずれも、楽しむためにプレイするなら重課金する必要はないと思います。
ちなみに「Magic: The Gathering Arena」は、eスポーツとしてプロ制度もあるみたいなのでガチでやるのもいいかもしれませんね。(資金と鬼のような根性が必要です)
それとも、あえてここに来て紙のカードゲームで本来のMagicをプレイする?
それはそれでアリだと思います。
雑学:ビットコインで有名なMt.Gox(マウントゴックス)は実は「Magic: The Gathering」が発祥。もともとはトレーディングカードの売買所として設立し、社名は「Magic: The Gathering Online eXchange」の略。