今回の「プロフェッショナル 仕事の流儀」、登場したのはラーメン店主の竹井和之さんでした。いやー、感動しましたね。
福島県白河市で伝説的な「とら食堂」というラーメン店を営む方です。
白河ラーメンという名前はよく聞きますね。白河市は100軒以上のラーメン屋がひしめく全国屈指のラーメン激戦区です。醤油ベースの澄んだスープと幅広のちぢれ麺が特徴ということで、王道のオーソドックスなラーメンっていう感じですね。
ラーメンは日本人のソウルフード。ラーメンなしの人生なんて考えられないけれど、毎日ラーメンだけを作り続ける人生もなかなか想像を絶するものがあるかもしれない。モチベーションを維持し続けるのはやはりお客さんからの反応なのでしょうか。
その一杯に、情熱はあるか
ラーメン店主・竹井和之
福島県白河市。その田んぼ道の真ん中に、全国から客が殺到する人気ラーメン店がある。店主の名は、竹井和之(63)。みずからを「ラーメンバカ」と呼び、一杯のラーメンに40年にわたって情熱を注いできた。竹井が作るのは、一見、昔ながらのしょうゆラーメンだが、なぜか忘れがたい印象を残すと評判だ。休日ともなれば、遠くは四国・九州からも400人もの客が押し寄せ、開店前から大行列ができるほどの人気ぶりだ。
だが、その過去には、「天才」とうたわれた先代の父との葛藤があった。父の急死を受けて店を継いだものの、常連からは「まずくなったな」とこきおろされた。その悔しさを胸に味作りに励み、数え切れない失敗を乗り越えて、自分にしか作ることのできない味を確立した。そんな竹井がいま挑むのは、みずからが培ってきた味の「継承」。ただおいしいラーメンを作るだけではない、竹井が本当に伝えたいこととは?稀代のラーメン職人の奥深き仕事の流儀に迫る。 NHK公式サイトより
番組を観て印象に残った竹井さんの言葉がいくつかあります。
「バカになれ」「当たり前のことを当たり前にやるだけ」「同じ日を繰り返す」
シンプルにひとつのラーメン、自分の理想の味を追い求める姿ですね。飽きずに続ける中で何かを掴んでいく、「いつまでも発展途上」という姿勢。
そこには家族の協力があるわけですけど、さらにはお客さんまで含めて輪の中にはいってもらう感覚と言います。この巻き込んでいく感じがいいんでしょうね。番組内で紹介されていた先代の無骨な親父さんとはまた違った魅力があるように感じました。だからこそ、違う場所にたどりついたんでしょうね。
ラーメンに関しては「天然の味に任せて」「水のごとく」「毎日食べても飽きないもの」とおっしゃってました。昼食は毎日スタッフ全員が自分たちのラーメンを食べる。材料費を惜しまずに、一杯700円のラーメンに全力を注ぐ。
最後に「プロフェッショナルとは何?」の質問に、竹井さんの答えは、
「毎日を楽しむこと」
なんだかラーメンが食べたくなってきました。
この記事書き終えたらラーメン食べに行こう。もう深夜だけど。
※こちらの記事も読まれています