「フリーミアム」って聞いたことありますか。
ブログはフリーミアムなビジネスだと思うんですよね。
フリーミアム(Freemium)[1][2]とは、基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルである。英語圏ではビデオゲームの場合はフリートゥプレイ、フリー・トゥ・プレイ、エフツーピー、エフティーピー(英: Free-to-play、F2P、FtP)などと区別されもする。
無料サービスや無料製品の提供コストが非常に小さい、あるいは無視できるため、Webサービスや、ソフトウェア、コンテンツのような無形のデジタル提供物との親和性が非常に高い。
Wikipedia より引用
スマホのゲームアプリなんかもフリーミアムな形で提供されているものが主流になっていますよね。
ほとんどのゲームは基本無料でプレイできる。最初、プレイする時点ではお金は必要ない。みなさんどうぞ。で、遊んでみて、気に入った人だけが課金してくれたらいいっていうスタイルですね。
9割の人が全くお金を払ってくれなくても、残りの1割の人がたくさんお金を使ってくれたらビジネスとして成り立つという考え方です。
ファミコンの時代だったら、大体ゲームソフトひとつ5000円とか、それぐらいはしたんですよね。でも今だったらスマホアプリのゲームはほとんど無料でプレイできる。有料でダウンロードするものでも数百円とか、その程度の値段が主流になっていますよね。昔よりはるかにクオリティは高いと思うんですけど。
もうひとつの理由としてはマーケット自体が世界規模になっているので母数が大きいということもあると思いますが、やはりビジネスモデルの違い、フリーミアムの導入が大きいと思います。
で、ブログもフリーミアムなビジネスモデル。ですね。
なぜかと言うと、基本的にはWeb上に無料で乗っているデータですからね。Googleで検索したら誰でも無料で読めるわけです。
ページに訪れてくれた方が1万人いたとしても、そのほとんどはお金を落としていくことはない。ただ一部の方が広告をクリックしてくれたり、アフィリエイト経由で何かを購入してくれたりした場合に収益になるということです。フリーミアムなんですね。
あなたが「1/1000」の人だったら嬉しいなあ。
こういうビジネスモデルは昔はあまりなくて、インターネットの普及によって発展してきたものです。
デジタルコンテンツは基本的にいくら数を作ってもコストが増えることがないので、こういった手法が可能になったわけですよね。
昔だったら、例えば新聞にチラシを入れるということを考えても、一枚あたりコストがかかりますので、たくさんの人に広めようと思っても数を打てば打つほど費用がかさんでしまう。
ですが、デジタルコンテンツの場合は世界中の何億人の人に対して情報発信したとしてもコストは一定ですので、これがフリーミアムというビジネスモデルを発展させた大きな理由ですね。
若い世代の人達はこれが当たり前の状態で育ってきているので、別に何も違和感はないのでしょうが、昔を知っている人からするとこのようにビジネスモデルの仕組みが変わっているんだということは少し理解しておいた方が良いのではないでしょうか。
世の中の仕組みを知るという意味で「フリーミアム」というキーワードのお話でした。