これはやばいですね。
総務省のサイバーセキュリティ課で世界中のハッカーと戦う人、日給8000円です。
あ、通勤手当は無しです。
この求人はサイバーセキュリティに関する施策で、人材育成や研究開発など高度な専門的知識を必要する非常勤の事務職員を募集するというもので、2月27日に総務省の公式サイトに掲載された。
雇用期間は、2018年4月1日(または採用の日)から2019年3月31日までで、求める人材について以下のような条件を掲げている。
1.情報通信ネットワークの構築・運用に関する専門的知識、実務経験を有すること。
2.情報通信技術の動向に関する情報収集・分析に必要な知識、経験を有すること。
3.サイバーセキュリティに関する情報収集・分析に必要な知識、経験を有すること。
4.パソコン操作(EXCEL、WORD等による資料作成)ができること。
日給8000円なのに求めるレベル高過ぎ。マサチューセッツ工科大学ぐらい出てないとダメな感じですよね。
情報通信ネットワークの構築・運用に関する専門的知識、実務経験。サイバーセキュリティに関する情報収集・分析に必要な知識、経験。この人にまじで交通費さえ払わないつもりなのか。
今、世界中で問題になっているハッカーによるサイバー攻撃。日本政府も海外の複数の国から常にサイバー攻撃にさらされています。おそらく国家の重要機密情報なんかもうとっくに中国や北朝鮮にハッキングされて流出してるんじゃないかと思いますけども、これ以上被害を増やさないように早急に対策をしなければいけないと思いますね。さっさとしてください。
これは海外から日本に向けて行われているサイバー攻撃の様子を可視化したツールです。ものすごい勢いで日本に向けて攻撃が行われている様子が分かりますね。
http://www.nicter.jp/nw_public/scripts/atlas.php
(こちらのサイトでリアルタイムの動画が見られます)
こんなに世界中から攻撃来てるのに、募集人員1名って少なすぎでしょ。中小企業じゃないんだから。
もちろん政府だけではなくて、日本の企業も軒並み海外からのハッカーの攻撃に常にさらされているわけです。今回のコインチェックの580億円相当のXEM流出事件もハッカーによる攻撃ですね。
日本の大企業の機密情報や開発した技術なんかもどんどん盗まれていると思いますよ。現に中国や韓国にIT分野でいつのまにか追い抜かれてますよね。
北朝鮮なんかは実際にミサイルを撃ってきますけども、現代においてはこのように見えない水面下においてのサイバー戦争が本当の戦いのフィールドになってきています本気で戦わないとダメなんですよね。
中国や韓国や北朝鮮なんかはもうすでに国家を挙げての大プロジェクトで圧倒的な人的物量で攻めてきてるはずです。
それをただ受け身でセキュリティしてるだけではそもそも全然話にならないと思うんですけれども。そのサイバーセキュリティの最高峰であるべき総務省のサイバーセキュリティ課でさえ、日給8000円。バイト情報誌じゃないんですからね。
あ、調べてたらさらにダメな案件出てきた。
日給は予算の制約がある中で決められているため、「採用後に昇給することはない」。
もう本当にねー、働き方改革の方向性ズレすぎだろと。
頑張れ、日本。
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