ビットコイン等の「仮想通貨」の呼び名がある日突然「暗号資産」に変わるらしいです。
すでにG20でも「Crypto Assets」との呼称で合意しているみたいで、日本政府も内部文書では「暗号資産(いわゆる仮想通貨)」とわざわざカッコつきで表記。
仮想通貨というのは過去の古い呼び方だよー。と強調したいかのようですね。
なので今後、マスメディアも含め暗号資産という呼び名に変更される可能性が高いです。
だから何なんだ。と言われると、呼び方が変わるだけとも言えますが、理由もなく呼び方を変えるとも思えない。
ということで、仮想通貨で、いや暗号資産で儲けたいなら、その変化が市場に与える影響を考えておくといいかな。と思います。
金融庁が仮想通貨の名称を暗号資産に変える検討を開始。
「仮想」は誤解を与えるし、そもそも仮想ではないので元々の意味「暗号」に。「通貨」として認知され使われると困るから「資産」に、という感じかな。「仮想」より「通貨」の部分を変更したいんだろうな。https://t.co/2dX9pxWW8E
— 澤亜澄 Sawa Azumi (@SawaAzumi) 2018年11月27日
「仮想」⇒「暗号」
そもそも「仮想」という言葉がなんだかうさん臭くて、本当には存在しないような誤解を与えるのではないかという主張は以前からありました。
これは仮想通貨肯定派からも多かった意見ですね。
終わったかのような書き方してるけど、仮想通貨って呼び名が問題なのと、ブロックチェーンやスマートコントラクトに関しては始まってもない。
未知やからこそ夢はある。 https://t.co/WV681nzAh9
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2018年11月24日
おお、世界のケイスケホンダも仮想通貨の呼び方に言及しておる↑
たしかに、技術的なことに全く知識がない人からすれば、「仮想」とか言われるとなんだかすぐに消えてしまいそうで、よく分からないからとりあえずやめとこ。ってなりますよね。
…逆に「暗号」って言われても。さらに怪しくて引く人も多そうですがw
暗号化技術は、Web上でのやり取りでは当たり前に使われてるのだから、ビットコイン(仮想通貨)の特性を表す言葉としては微妙にズレてる気もします。
多分、本当のポイントは「オンライン上にしか存在しない」点と「非中央集権」である点だと思うのですが、こういった特徴をうまく一言で表す言葉はたしかに難しいですねー。
まあ、ブロックチェーン(DLT)の部分を「暗号」と呼ぶということで良しとしますか。
「通貨」⇒「資産」
そして、「通貨」の部分が「資産」に変わります。
たしかにビットコインは「通貨」としてほぼまともに機能していないので、金(ゴールド)のような「資産」として捉えた方が自然ですね。
ビットコイン持っててもコンビニでたまごサンドイッチとか買えないじゃないですか。
ごく一部の企業や店舗で試験的に仮想通貨払いを受け付けてるところもありますが、現状でははっきり言って不便過ぎて使われない。
秒単位で価値が大幅に上下するものでお支払いという気にもなれない。
そういった役目は電子マネーで十分ですからね。
ということで、「通貨」ではなく「資産」という呼び方は理にかなっているとは思うのですが、政府の思惑としてはいずれ法律上の扱いを変えたいという狙いがあるのかもしれませんね。
証券扱いにするのでしょうか。
法整備がされることは、悪くないことかもしれません。
現状では仮想通貨の投資利益は雑所得扱いで税制上で不利なので、そこのところの改善にもつながるなら嬉しいです。
麻生太郎さんも以前おっしゃられていましたが、仮想通貨を敵対視して潰すようなことは考えていないようです。
政府としても、金がなる木を枯らす必要もなく、新しい発展分野を伸ばすメリットはあるはず。ただ、税金は漏れなくしっかり取りたいし、法整備して管理したいはずですね。
ただ、根源的なツッコミとして、ビットコインはそもそも「非中央集権」なのに全て政府に管理されてる。ってなんかおかしくない?ってことだけは言っておきたいです。
「仮想通貨」が「暗号資産」に変わる話でした。
※追伸
11月のビットコイン大暴落!
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ビットコインは上がる時も下がる時も利益が出せるよ。
※画像はTradingView
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