ビットコインFXをするにあたって実質的な選択肢としてあげられる2大仮想通貨取引所が bitFlyer と BitMEX ですね。
botトレーダーの方にとってもメインの戦場になると思います。
bitFlyerとBitMEXそれぞれにメリット・デメリットはあるのですが、今回は「ある一点」に絞ってその使い分けを解説したいと思います。
bitFlyerとBitMEXの最大の違いは、証拠金が日本円(JPY)であるかビットコイン(BTC)であるかということです。
bitFlyerは日本の仮想通貨取引所ですので当然入金は日本円で行います。
FX、証拠金取引をする場合も日本円を証拠金にして取引ができるのがポイントです。(ビットコインを証拠金にすることも選択可能)
一方で、BitMEXは海外の取引所ですので日本円での入金はできません。
日本の仮想通貨取引所でビットコインを購入してからそれをBitMEXに送金して証拠金取引をすることになります。
どちらもそんなに違いはないじゃないかと思うかもしれませんが、大きな違いがあります。
結論から言いますと、仮想通貨が暴落相場であるときは bitFlyer を使った方がいい。上昇相場である場合は BitMEX を使った方がいい。となります。
どういうことかと言いますと、BitMEXでは証拠金をBTCで行いますので、暴落相場でショートで利益を出したとしても、ビットコイン自体の価値が下がっていれば利益が相殺されてしまう可能性があります。
もちろん長期的に見て再びビットコインの価格が回復した時に売却すれば問題はないのですが、必ずしもそのような保証はなく、ひと手間かかることになります。
余談:個人的にはビットコインの価格は長期的には上がって行く可能性が高いと見ています。理由の一つは、このように基軸仮想通貨としてFXとしての用途があるという事実だけでも、すでに実需要が存在するからです。
逆に、2017年のようにビットコインが右肩上がりの相場であるならば、BitMEXで証拠金をビットコインとして保有しておけば取引の利益だけではなくビットコイン自体の値上がりによる利益も見込めるため、爆発的な利益を得ることができるということになります。
このような上昇相場の時には取引高自体が活性化することもあり、大きな利益を期待することができるでしょう。今後、このようなフェイズに再び突入する可能性は十分にあると思われます。
これが、bitFlyerとBitMEXを使い分ける上での一番核となるポイントです。
※他にも色々と違いはあります。UI、追証、レバレッジ、アルトコインの有無etc。
で、現在ビットコインの相場が上げか下げかと言われるとこれまた微妙で、中期的には下目線が強そうですが、昨日一昨日、重要だと見ていたタイミングで上に行ったので、ビットコインのトレンドが転換点に来ているような感じもしないでもないのですが、こればかりは何とも言えないです。(お茶を濁しておきます)
もちろん、bitFlyer と BitMEX 以外にも仮想通貨取引所はたくさんありますので、状況に応じて自分にとって便利な取引所を使ってみるのがいいと思います。
以上、「状況に応じて証拠金を日本円にするかビットコインにするかを考えてみるといいよ」という話でした。
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